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相手に伝わる提案書の書き方・作成方法とは

2021.07.01

提案書作成が難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、提案書の作成手順や提案書の種類について紹介します。

目次

提案書とは

提案書とは、問題や課題を解決する方法を提案したり、現状をより良くするためのアイデアなどを提案したりするために作成する書類です。
提案書には、商品や事業の紹介だけでなく、その商品や事業によってどのようなメリットがあるか、何がもたらされるかということを記載します。

提案書の作成手順

提案書作成の手順を簡単に紹介します。

(1)提案書のコンセプトを作成する
コンセプトは、提案書全体を貫く基本的な考え方です。
次のようなことを整理してから作成するとよいです。
・提案によって改善したいこと、変えたいこと
・提案相手の立場、知識
・提案書のゴール
・プレゼン方法や時間制限

コンセプトを明確にせずに作業を進めてしまうと、内容にブレが生じてしまう可能性があります。
はじめに必ずコンセプトを作成しましょう。
(2)提案の構成(ストーリー)を決める
分かりやすく伝えるためには、資料の構成が非常に大切です。
よい提案でも、内容が伝わらなければ、よい結果を得られません。
受け手(提案の相手)が理解しやすいストーリーを検討します。

構成の例
1.序論
・課題・問題の提起
・提案の趣旨の説明
2.本論
具体的な提案
(商品の紹介、課題の解決策、分析したデータの提示、スケジュール、費用など)
3.結論
提案によりもたらされる効果のまとめ
(3)構成に沿ってテキストを作成する
作成した構成に沿って、必要な情報を簡潔にまとめます。
受け手(提案する相手)が理解しやすい情報粒度で記載することが大切です。
実施の提案の場合は、5W1Hを基準に、いつ・誰が・どのように進めるかを明確に記載します。
実現性のある内容かどうかを見直しながら作成することが大切です。
(4)受け手の目線に立って提案書を読み直す
受け手(提案する相手)の目線に立って読み直し、ブラッシュアップを繰り返して仕上げます。

チェック項目
✓ 目的、内容が伝わるか
✓ 伝わりにくい箇所はないか
✓ 無駄に文章が長すぎて伝わりにくくなっていないか
✓ 信頼、安心を得られる内容であるか

提案書の種類と記載内容の例

提案書の内容は、目的や用途によって様々です。
提案書の種類と記載内容の例を紹介します。

提案書の種類 概要 提案のゴール 記載内容の例
自社製品の営業用の提案書 商品を購入してもらうための提案書 相手に商品の良さを知ってもらい購入してもらうこと ・商品を営業する目的
・商品名、価格、キャッチコピー
・商品の特長・強み
・商品がもたらす利益
新規事業の提案書 社内で新規事業を立ち上げるための提案書 新規事業が会社に利益をもたらす事業だと理解してもらうこと ・現状と課題
・新規事業の内容(顧客となるターゲット層、ニーズの有無等)
・立ち上げ・導入手順
・売上目標
業務改善提案書 経費削減、業務効率の改善など社内の業務改善のための提案書 課題が解決できる改善案であると理解してもらうこと ・現状と課題
・課題の原因
・課題の解決方法
・社内での具体的な進め方

訴求力のある提案書の作成をお手伝いします

相手の心に響き、人を動かす提案書を作成するには、 書き方・見せ方の技術やノウハウが必要です。
魅力的な資料を作成するために、提案書作成のプロに依頼する方法もあります。

CIJは、ライターだけでなくデザイナーも在籍していることが特長です。
ライターとデザイナーが連携し、訴求力のある提案書の作成をお手伝いします。

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